配線を隠す前に、役割を分ける

机上にケーブルの先端を残したいのか、何本かを一つの経路にまとめたいのか、電源タップを机下に置きたいのかで使う用品が変わります。一つの道具で全部を解決するより、線のどこを整理したいかを先に決めます。

役割 用品の方式 主に照合する条件
先端を机上に留める ケーブルクリップ ケーブル径、固定面、抜き差しの頻度
並走する線をまとめる スリーブ・面ファスナー 束の太さ、区間の長さ、途中で分岐する線
電源タップを置く ケーブルトレー タップの外寸、プラグの張り出し、固定する机の形

クリップは機器や電源タップを支える部品とは限りません。支持する対象と製品の指定用途を混同しないでください。

配線地図を作る

  1. 機器名と接続先を書き、不要になった線を分ける。
  2. 毎日抜く線に印を付け、取り出しやすい経路にする。
  3. 動くモニターや机の区間を分け、動かしたときに張らないか確認する。
  4. 固定する点を決め、用品の接着・クランプなどの条件を照合する。

必要な長さは固定位置間の直線距離だけでは決まりません。コネクターの向き、機器の動き、着脱に使う余地も含めて検討します。

トレーの仕様例から見る固定条件

サンワサプライ「CB-CT8BK」はクランプ固定で、対応天板厚10〜33mm、総耐荷重6kg。メーカーはバックパネル・配線口・パーティションなどで取り付けできない場合もあると記載しています(2026-10-02確認)。

つまり、机の厚さが範囲内でも適合は確定しません。机下にある幕板、固定具の入る場所、トレーに載せたタップのプラグまで照合します。詳細は穴あけ不要のケーブルトレーの選び方で整理しています。

採寸と選択のチェック表

確認項目 記録欄 判断
線の直径・束の太さ ____ mm クリップやスリーブの対応範囲か
タップとプラグの外寸 ____ / ____ / ____ cm トレーに収まり、着脱できるか
天板厚と固定場所 ____ mm / 図に記入 製品の固定条件と一致するか
動く区間の必要な長さ ____ cm 机・画面を動かしても張らないか
抜き差しする場所 図に記入 収納後もアクセスできるか

仕上げの確認

  • 接着方式は、表面材と清掃・貼付条件を説明書で確認する。
  • 束ねた線が机や引き出しの可動部に挟まれない。
  • 電源タップやACアダプターの取扱説明書に従い、放熱や点検に必要な空間を残す。
  • 接続先を確認でき、必要な線を外せる。

配線をまとめることは、電源タップの容量を増やすことではありません。定格容量や使用方法は電源用品側の説明書を優先します。